先日イギリス・ロンドンへ出張した際、フライトの都合で復路はドイツ・フランクフルト経由になった。その乗り継ぎ時間、せっかくなので行ったことのない都市、ケルンへ観光へ行くことにした。
ケルンと言えば、ケルン大聖堂に加えて、リモワの本店があることで有名。せっかく続きでリモワのスーツケースを購入して日本へ持って帰ることにした。出張や旅行に欠かせないスーツケース。旅先で購入すれば、旅先の思いでと一緒に旅をすることが出来る。
ドイツ入国と乗り継ぎ
僕はイギリス・ロンドンからドイツ・フランクフルトへ入った。イギリスはシェンゲン協定に加盟していないため、フランクフルト到着時に入国審査がある。もちろん一度入国すれば、日本へ帰国する際には出国審査もある訳で、その時間を確保した上で余裕を持った状態でなければ乗り継ぎ時間にドイツ入国はできない。
僕は朝10時くらいにフランクフルトに到着して、同日19時くらいのフライトでフランクフルトを発つスケジュールであった。入国、出国ともかかった時間は約30分ずつ。すごくスムーズとはいかないまでも、極端なストレスはなく出入国出来た。
鉄道駅があるターミナル１へ移動する
フランクフルト空港には都市間高速列車のICEの駅がある。空港から新幹線に乗れるようなもので、非常に便利なのだが、ICEの駅はターミナル１に直結している。JALやブリティッシュエアウェイズなどワンワールドを使うとターミナル２へ到着するのでターミナル１への移動が必要である。ちなみに、ドイツのフラッグキャリアであるルフトハンザ航空が加盟するスターアライアンス系の航空会社はターミナル１を利用している。航空政策はもちろん国策なのだが、利便性に差がついてしまうとあからさまだと言わざるを得ない。
しかし、ターミナル間の移動も楽しいもので、新交通システム「スカイライン」もしくはターミナル間のシャトルバスで簡単に移動することが出来る。以下の通りだ。
ターミナル間の移動手段
スカイライン（新交通システム）
- 所要時間8分程度で２つのターミナルを結ぶ
- 運行間隔は１分半程度と非常に利便性が高い
- 無料
シャトルバス
- 所要時間10分程度で２つのターミナルを結ぶ
- 待ち時間もあわせて20～30分程度は必要
- 無料
いざ、ケルンへ！
写真：フランクフルト空港ICEの駅（このコンコースの下にホームがある。改札はない。）
ターミナル１に到着後、ICEの駅へは案内表示をたどっていけば問題なく到着することが出来る。改札などはなく、コンコースから階段を下ればホームがある。チケットは券売機もしくは窓口で購入することが出来る。ケルン中央駅へは最速１時間強。概ね30分程度の間隔で運行しているが、時間帯によっては30分以上空くこともあるので注意が必要だ。料金は70ユーロくらいだったと思う。また、在来線を通る電車もある。在来線は風光明媚なライン川沿いを通り、旅に於いては一つのアクティビティになるのだが、３時間程かかる電車もあるので時間を見て判断することが求められる。
ケルン大聖堂とリモワ本店
ケルンのシンボルであるケルン大聖堂はケルン中央駅の目の前にある。地図など必要ない。大聖堂の中に入ることができ、ステンドグラスなど美術を見ることが出来る。
リモワ本店はケルン大聖堂の裏側に位置して歩いて５分程度（アクセス）のところにある。
また、リモワ本店は２階にリモワの歴史展示コーナーがあるのでスーツケースを買わなくても、リモワファンならずとも楽しむことが出来る。
ケルンからフランクフルトへ
ケルンからフランクフルトへは往路と同じく、ICEでサクッと戻る。ケルン中央駅に到着した時点で帰りのICEのチケットを購入しておくことをお勧めする。僕が行った時は、ケルン中央駅の窓口は少々混んでおり、順番待ちのチケット（日本の銀行で目にするようなもの）を引いて自分の番号が呼ばれるのを待っていた。とはいえ、10分も待っていないと記憶しているので恐れることはない。
リモワでスーツケースを購入する場合、フランクフルト空港に到着後にBATのリファンドを忘れないようにしたい。購入する際に免税の書類をお店で書いてもらうことも。ドイツで購入すれば、日本の価格よりも安いのだが、リファンドがあることで更に安くなる。リファンドの手続きは5～10分程度で終わる。リファンドカウンターの込み具合にもよるが、慣れていないとここでも時間を取られることもあるだろう。乗り継ぎのフライトに間に合わない、なんてことのないように余裕を持って行動したい。
