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LCCの上手な使い方:プラス1000円で非常口座席利用のすすめ

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海外特にアジア圏内での移動の際にLCCに乗ることがある。アジア圏内の主要な空港からはたくさんの便が出ていて便利だからだ。路線によっては出発地のフラッグキャリアよりも便数が多いこともある。
しかし、LCCというと座席が狭く、機内エンターテイメントはなし、機内食やブランケットも有料で移動自体を楽しむことが出来ず、むしろ移動が苦痛になるといった面もある。
今回はそんなLCCの旅が少しでも快適になるように、おすすめの座席を紹介したい。

 

非常口座席は足もとが広い!

どの飛行機にも言えることなのだが、非常座席は緊急時にスムーズに脱出出来るように通路が確保されている。端的にいうと、他の座席よりも前の座席との間隔が広いのだ。JALやANAであるとこういった座席は搭乗の多いステータスを持った会員が優先的に指定出来るようになっている。しかし、LCCは運賃にプラスアルファでお金を払えば誰でも座ることができる。
どのくらい広いかというと、身長約180cmの僕が足を伸ばしても圧迫感はなく、足のやり場に困ることはない。通常の座席だと少し浅く座ると膝が前の座席についてしまうことがあるが、非常座席はそんな心配はいらない。

 

非常口座席は2列あるが、後ろの列を取るべし!

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LCCによく使われているエアバスA320やボーイングB737にはキャビンの真ん中くらいに2列の非常口座席が備わっている。航空機は前方と後方、真ん中を含めて計8箇所(左右4箇所ずつ)の非常口がある。ちなみに、前方と後方の非常口には非常口座席は存在しない。
真ん中にある非常口座席の2列どちらかを確保すれば足元は広くなるのだが、よりおすすめは2列並んだ後方の列。
まず、非常口座席1列目は後ろも非常口になっているため、リクライニングをすることが出来ない。逃げようとするときにリクライニングが倒れていては通路として機能しなくなるからだ。
一方で非常口座席2列目はリクライニングができる。さらに前方の座席はリクライニングが出来ないため自分が座っていても倒れてくる心配がなく、広く使うことができるのだ。

 

費用はプラス1000円程度から

この座席を取るには上述したとおり運賃に座席指定費用をプラスアルファで支払う必要がある。費用は同じLCCであっても会社によりけりだが、概ね1000円〜1500円程度だ。ちなみに、緊急時に非常口を開けて乗務員とコミュニケーションをとって救助の補助をしなければならないため、英語を解することが求められる。
ちなみに、エアアジアではこの座席をホットシートと呼ぶのだが、ホットシートを予約している人は優先搭乗ができる。優先搭乗自体はあまりオイシイ特典ではないが、手荷物が多い時には嬉しい。LCCでは荷物を預け入れると運賃とは別料金が発生するため手荷物として多くの荷物を機内に持ち込む人が多い。そんな状況のなか、早めに搭乗して荷物を収納すれば気持ちも楽になる。

 

LCCであってもかけるところにお金をかければ比較的快適に移動することができる。(それでもフルサービスの航空会社よりも格段に安い)僕の場合は、1時間程度のフライトであれば狭くてもいいと割り切るが、数時間を超えるフライトとなると座席にこだわる。僕の経験がみなさんの旅のヒントになれば嬉しい。