出張や旅行において航空会社の選択は旅の善し悪しを決める重要な要素となる。僕はアジア圏に出る際にはマレーシア航空をよく利用する。羽田には就航していないが、時間帯が便利ということと、東南アジアを中心に目的地が豊富にあるところが良い。また、「スーパーセール」なるものは非常にコスパがいい。マレーシア航空はアライアンスがJALと同じワンワールドなのでJALのマイルやフライオンポイントを貯めることも出来る。
ときどき、40~50%オフの驚くほどの「スーパーセール」を実施する
マレーシア航空は突然「スーパーセール」なるものを実施する。例えば、2016年には「初売りキャンペーン」「スプリングセール」「サマーセール」「秋割リセール」「スーパーセール」「ビジネスクラス50%オフキャンペーン」などが実施されている。最大で半額程度になり、目的地にも寄るがアジア往復であれば、エコノミークラスで3万円程度~、ビジネスクラスで8万円程度~となる。これはLCCに引けを取らない価格だ。ビジネスクラスであれば日本‐クアラルンプール路線はフルフラットになる機材を導入している。この運賃を使わない手はない。頻繁にセールをしているので、旅程を立てる際にはまずホームページをチェックしたい。
ビジネスクラスへのアップグレードは入札制
マレーシア航空では、エコノミークラスチケットを購入た場合でも追加料金を払えばビジネスクラスへアップグレードすることが出来る。ただし、ビジネスクラスシートに空きがあればだ。アップグレードオファーのメールが来るので、その案内に従って自分がアップグレードする際に支払っても良いと思う金額を入札する。決済はクレジットカードとなり、アップグレードが決定したタイミングで課金される。あらかじめ入札金額のレンジ(最低額と最高額)が決まっているのだが、同じ路線でも時期に応じてレンジが異なる。搭乗まで48時間を切るとアップグレードが成功したか否か結果が送られてくる。
ちなみに、僕は上のスクリーンショットの際はKL‐ジャカルタ間で最低金額でアップグレードに成功した。この時はビジネスクラスには僕1人だった。アップグレードされればラッキーぐらいに思って入札してみるのも旅の楽しみになる。
激安ビジネスクラスであってもJALのマイルとフライオンポイントが125%加算される
予約をする際にJALのマイレージバンクの番号を指定すればJALでマイルを貯めることが出来る。僕は先日50%オフ(往復10.2万円)のビジネスクラスでKL経由でコタキナバルとブルネイに行ったが、往復とも125%のマイルとフライオンポイントが加算された。ちなみに、激安ビジネスクラスの予約クラスは「D」や「Z」。
注意しなければならないのは、エコノミークラスの場合、予約クラスは「O」となりJALマイルとフライオンポイントは加算されない点である。
激安でJALに乗る方法
マレーシア航空とJALは同じワンワールドでお互いの便をコードシェアしている。そのため、マレーシア航空便として激安でJALに乗ることが出来る。しかし、マレーシア航空のホームトップページで検索するとJAL便が出てこない。なぜか、やり方によって検索に引っかかるフライトが異なるので、JAL便を選択する方法を紹介するので試してほしい。
まず、上部グローバルメニューの「旅の計画」から「予約」にマウスオーバーし、「オンライン予約」というボタンをクリックする。
ページが切り替わると「複数都市滞在」というオプションを選ぶことが出来る。このラジオボタンを選択して検索する(以下のスクリーンショットの様に複数都市滞在でなく単純往復でも構わない)。
すると、先ほどは出てこなかったフライトを選択出来るようになる。JAL運行便も含まれているので、これを選択して次の画面に進むと金額が表示される。
JAL便を選んでも最安値となることが多いが、最安値ではなくなることもあるので要注意。また、往復JAL便にするとエラーが出る。
ビジネスクラスでも同じことが出来る。僕は以前「ビジネスクラス50%オフキャンペーン」で激安の片道4万円程度でJAL便のビジネスクラスに乗ることが出来た。
マレーシア航空はサービスはかなりいいし、値段も安いので重宝している。最近多難だがマレーシアのフラッグキャリアとして復活を果たして欲しい。僕はこういったキャンペーンを見つけては機会があれば乗っていきたいと思う。