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ベトナムタクシー事情 〜ハノイ、ホーチミン、ダナンで安全にタクシーを利用する際の注意点〜

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ベトナムのハノイやホーチミン、ダナンは近年ビジネスでの重要性に加えて、観光でも人気の都市になった。渡航を検討されている方も多いのではないか。僕も5年くらい前から両都市に複数回渡航している。ベトナムでは都市に電車網がないため、公共交通機関はバスを頼らざるを得ない。しかし、出張者、旅行者にとってはバスの利用はハードルが高い。

そこで多くの方がタクシーを利用することになると思うのだが、ベトナムでの注意点やハノイとホーチミンを記載する。僕の失敗談も書いているので、渡航の際の参考にしていただきたい。

 

小型車(コンパクトカー)は怪しめ!ぼったくりタクシーの可能性も

僕は以前初めてハノイを訪れた際、タクシーのぼったくりにあった。それ以来何度か渡航しているが、小型のタクシーは1度も乗っていない。

その時は出張でハノイを訪れたのだが、時間が少しあったので上司と観光をしていた。観光といっても市内の観光地を2~3時間程度回っただけだ。その際にある観光施設の前から小型のタクシーに乗った。小型というのはヴィッツやデミオよりも更に一回り小さいコンパクトカーである。車種はわからないが、韓国車であったと思う。

暑かった上に、恥ずかしながら無知であったため、何のためらいもなく上司とこのコンパクトカーのタクシーに乗った。ドライバーへはメーターを使うように言ったのだが、乗って走り出した途端にメーターがグングンと上がっていく。距離ではなく、気まぐれに上がるメーターを見てダメだと思い、走って数分で停止させた。

 

ぼったくりタクシーに乗ってしまったら…危険を避けて降りるのが一番

頭にきた上司と僕はタクシードライバーと口論始めたのだが、埒があかない。警察へ行け、と言ったがドライバーは逆上してくる始末。武器などは見える範囲になかったが、安全を考えて一定額を支払って退散した。日本円にして1000円~2000円くらいだったと記憶している。ハノイには交通警察が立っている交差点があるが、警察の死角になるようなところで停止する徹底ぶりだった。後でホテルでその話をしたところ、コンパクトカーは乗らない方がいいですよ、とアドバイスをされた。

いろいろな情報を集めてみたが、ハノイ、ホーチミン、ダナン共にぼったくりタクシーはまだ存在するようなので、注意が必要だ。

 

乗ってもいいタクシー会社は2社のみ!信頼できるタクシー会社は?

ベトナムで信頼できるタクシー会社とされているのが、大手2社の「ビナサンタクシー」「マイリンタクシー」だ。以下の写真のとおり、白と緑のボディーで覚えやすい。ただし、この2社もニセモノ(配色を同じようにして、綴りを少し変えた車など)があるというから注意が必要だ。

 

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白いタクシーが「ビナサンタクシー」、緑のタクシーが「マイリンタクシー」。両画像とも各社HPより。 

 

この2社は当然メーター制。走り出すと自動でメーターが動き出す仕組みなので、数十メートル走ってもメーターが動き出さなかったり、メーターの回りが早い場合は停止させて確認するなど安全策をとるとよい。

僕は、ぼったくりに遭うまいと、走り出したばかりのタイミングでメーターを回して欲しい、とお願いしたところ、自動で回るから安心して、と言われてしまったことがある。そういう時に限って、親切なドライバーだったりするのだ。ドライバーには申し訳なかったが、皆さんも違和感を感じたら念のため声をかけるのが良いのかもしれない。 

 

配車アプリ「Grab Taxi」の利用も検討しよう

ベトナム主要都市ではウーバーも利用できるのだが、タクシー配車アプリを利用することもできる。Grab Taxiがそれだ。このアプリを利用すればウーバーと同様に移動前に料金、所要時間を見積もることが出来る。当然、ぼったくりタクシーが来ることは考えにくい。乗車後にはウーバーと同じようにタクシードライバーの評価を☆1~5で出来るのだ。

ウーバーとGrab Taxiとの比較では、ウーバーの方が安いことが多い。しかし、そもそもベトナムのタクシー運賃は日本のそれから考えれば格安なので、値段面は気にせずにタクシーを安心して呼ぶことが出来ればこのアプリの価値はあると思う。万全を期すために、渡航前にはウーバーに加えてGrab Taxiをダウンロードしておくとよい。