ロットネスト島といえばクアッカワラビー(以下クアッカ)。クアッカはオーストラリア南西部に生息する有袋類だ。全生息数の8割以上がロットネスト島に暮らしているという。ロットネストとはそもそも「ねずみの巣」という意味だ。クアッカは口角が上がっているため、笑顔を作っているように見える。SNSで自撮りした画像が出回って人気に火が付いた。僕もせっかくロットネスト島に行ったので、セルフィーをしようとしたが、上手に撮影するのは意外と難しい。現地で教わったコツを紹介する。
なお、こんな記事も書いているのであわせて参考にしてほしい。
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「世界一幸せな動物」クアッカとは
クアッカは大きな猫くらいの有袋類だが、見た目はげっ歯類のよう。上述した通り、口角が上がっており、常に笑顔をしているように見えるため「世界一幸せな動物」といわれている。
セルフィーはレストランやショップ周辺が狙い目
クアッカは島の全土にいるが、人間に慣れているのはフェリー乗り場周辺のレストランやショップの辺りにいる個体だ。セルフィーをするのならこの辺りがお勧めだ。もともとクアッカは暑いのが苦手なため、茂みを好んで生活している。昼間は暑いので茂みや木陰で寝て過ごしているのが一般的だという。レストランやショップ周辺にいるクアッカは建物の陰で休息している。クアッカの動きが活発になるのは夕方になって陽が沈みかけたころである。
とはいえ、僕は朝から活動的なクアッカとのセルフィーに挑戦したので、動いているクアッカを見つけたらチャンス。積極的に近づいていこう。
クアッカとのセルフィーは意外と難しい
写真:クアッカが動き回るのでどうしてもブレてしまう
レストランやショップ周辺にいるクアッカは人間への警戒心はゼロといってもいい。クアッカから興味深々で近くまで寄ってくるばかりか人間やカメラに触れてくる。一見おとなしそうに見えるが、結構動きが早い。また、近寄ってきてもエサを探しているのか、地面をクンクン嗅ぎ回っている。動き回っているクアッカと一緒に、それもクアッカが笑顔に見える角度でカメラに収まるのは凄く難しい。うまく一緒に収まったと思っても、クアッカが動いているのでブレてしまう。僕は連写も含めて100枚以上撮影したが、満足のいく写真が撮れなかった。加えて、観光客が大勢いる場合は順番待ちもあし、クアッカを見つけて撮影していると他の観光客も寄ってくる。
クアッカとのセルフィーを成功させるコツ
納得のいく写真を撮るためには諦めずに何度もチャレンジすること。相手は動物なのでこれに尽きる。しかし、上手に撮影するためのコツを現地で聞いたので参考にしてほしい。
クアッカは水が好きだという。掌に水を乗せて待っていると近くに寄ってくる。しかし、水やエサ(パンやお菓子など)を与えることは禁止されているので実際に与えてはいけない。水を持っていると近くに来るので、そのチャンスを利用して撮影をしよう。また、落ちている葉っぱを渡そうとするとクアッカは興味を示す。こういったチャンスに撮影するのが上手に撮れるコツだという。
また、複数人で訪れているのであれば、友人にカメラを渡して撮影してもらうのもいい。片手にカメラ、片手に水や葉っぱを載せて、ちょこまかと動くクアッカと自撮りするのはかなり難しい。
写真が難しければ動画もあり!
写真は一瞬を写し出すため、ブレてしまったりピントが合わなかったりと難しい。しかし、動画であれば、一瞬ではないため一緒に写ることもそう難しくはない。写真がどうしても上手くいかない場合は動画に切り替えて撮るのも有効だ。
クアッカとのセルフィーをする上での注意点
上記したとおり、野生で暮らしているクアッカに水やエサを与えることは禁止されている。当然、触ったり抱いたり、捕まえることも禁止されている。また、お菓子を持っているとそれを奪おうとして荒く当たってきたりするので、怪我に注意したい。小さい子が噛まれて怪我を負うこともあるようなので、注意が必要である。
見た目は可愛らしく、愛想よく近くに寄ってくるが、彼らは野生動物であるということを常に念頭に置いておこう。彼らとのセルフィーは、最大限の敬意と注意を払って行おう。
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