ヤンゴンの渋滞は年々酷くなっている。交通量が増しているのが大きな原因だろうが、信号の設定が上手くなく、渋滞を助長させているように思える。交通マナーは日本に比べれば悪いが、他のアジア諸国と同様か少しいい方かもしれない。
仕事や観光では限られた時間の中で移動しなければならないが、そんなとき気になるのが渋滞。今回は空港から市内までの予想所要時間を僕の経験に基づき記載するので、参考にしていただければと思う。あくまで僕の経験であるので、実際に行かれる際は現地で最新の情報を得ていただきたい。
空港から市内への移動について
空港から市内への移動は基本的にタクシーかバスになる。電車はない。バスといっても空港リムジンはないため、路線バスに乗ることになる。そのため、旅行者はタクシーに乗ることをおすすめする。
空港にはタクシーの客引きが多くいるが、タクシーを手配してくれるカウンターへ行くことをおおすすめする。カウンターは税関を過ぎてターミナルの到着フロアに出た直ぐ左側にある。ホテルなどの行き先を言えば、値段を教えてくれる。通常市内までは10,000チャット(約1,000円)だ。その値段で了承すると、タクシー乗り場まで誘導してくれる。数年前は7,000チャットだったが、8,000チャット、10,000チャットとだんだん値上がりしている。
ちなみに、国内線ターミナルにはタクシーカウンターは無いが、外へ出るとタクシーが順番待ちしているので、値段を確かめて乗車しよう。出口周辺の客引きは割高なので、国内線ターミナルでも要注意。
空港と市内間の所要時間
空港から市内へ、市内から空港への所要時間は時間帯によって大きく変わる。渋滞が一切なければ35分~45分程度で空港に到着する。市内というのは、シャングリラホテルやスレーパゴダ周辺のことを指す。空港との距離にして17~18kmほどだ。
もちろん、曜日や天候などによっても変わるが、僕の経験から大まかな目安を記載する。
早朝
ミャンマー国内線は朝6時~7時台にヤンゴン国際空港を飛び立つ便が多い。この便に間に合うように空港へ5時~6時くらいに到着するようにホテルを出る計画を立てている方も多いと思う。この時間帯は空いいるため、45分あれば市内から空港まで行くことが出来る。6時が近くなってくると空港周辺が若干込み合ってくるので、信号待ちの渋滞になることもある。6時くらいに空港に到着するように行く場合は45分前よりも気持ち早めに出よう。
朝~昼間
朝からは断続的に混む。夕方に比べれば幾分マシである。市内や郊外の大きな交差点をするりと抜けてしまえば、1時間程で到着することもある。しかし、こればかりは読めないので僕は1時間半くらいを見ておくことにしている。
夕方~夜
17時くらいから19時くらいがラッシュのピーク。ANAの直行便が22時頃にヤンゴン国際空港を出るため、20時頃に空港へ到着するように行く方も多いはずだ。その場合は、渋滞の激しい時間帯にはまってしまうため要注意。運が良ければ1時間半くらいで着くが、実際は2時間見ておけば乗っていてイライラしない。僕はこの時間帯に2時間半近くかかってしまったこともある。
夜~深夜
22時を過ぎればかなり渋滞は緩和された状態になっている。日本を朝に発ちバンコク経由でヤンゴンに入ると、ヤンゴン到着がこのくらいの時間帯になる。所々詰まっていることもあるが、それでも空港から市内までちょうど60分くらいだろう。
ヤンゴン市内の渋滞はかなりひどく、乗っていてイライラしてしまうこともある。何より一番タクシーの運転手がイライラしている。しかし、これも旅。出張でも旅行でもホテルなどで最新の情報を得て、時間に余裕を持って行動したい。