僕は海外旅行先で近距離移動をする時はLCCを使うことが多い。ハブ空港から地方空港へはもちろん、地方空港から地方空港も飛んでいるからだ。しかし、LCCは遅延が心配だったり、遅延していても詳しいアナウンスがなかったりと空港でストレスが溜まることもある。しかし、待ち時間を予想しながら、楽しく過ごす方法があるので紹介したい。
地方空港では「折り返し運行」される
LCCは出来るだけ飛行機を飛ばして機材を活用することでコストを削減し、安価なチケットを提供している。これを適えるために多くの場合、地方空港では出発地に折り返す場合が多い。例えばある飛行機の1日は、A空港→B空港→A空港→C空港→A空港という具合だ。これを知っていれば、自分が搭乗する機材が前便でどこからやってくるかが分かる。そしてもっと大切な情報は、多くの場合、前便と登場予定の便の便名は連番となるということだ。
空港に近づいて来る飛行機を「手のひらの上で観察する」
前便の便名が分かれば、その便がどこを飛んでいるかを簡単に見つけることが出来るアプリがある。それがFlightradarという無料アプリだ。これを活用しない手はない。(例がLCCでないのだが…)以下の画面ショットの通り、このアプリを起動すると現在飛んでいる飛行機の便名と場所が分かる。これで自分が乗る予定の前便を探すのだ。飛んでいる飛行機をタップすると便名が現れる。自分が乗る予定の飛行機が、自分がいる空港にだんだん近づいてくるのをリアルタイムで見ることができ、空港の退屈な待ち時間を楽しく過ごすことが出来る。
画面ショット左:僕が搭乗する予定の飛行機は「MH731便」。空港の周辺の飛行機を探していると「MH730便」が見つかった。僕が搭乗する便名と連番だ。
画面ショット中:くるりと向きを変えて空港へ向かって来た。
画面ショット右:空港周辺に寄って見ると飛行機が近づいて来た。
折り返しにかかる時間は30分程度
LCCの折り返し時間(到着後乗客を降ろし、機内清掃をし、新たな乗客を乗せ、ドアを閉めるまでの時間)は30分程度だ。これを知っていれば大体の出発時間が分かる。
次の旅行から空港でいつ来るか分からない飛行機をイライラして待つのではなく、飛行機の運行を手のひらの上で観察して楽しんで待ってみてはいかがだろうか。