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英単語の勉強法 僕が実践した3ヶ月で1900の英単語を一気に憶える方法

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英単語を覚えるのに苦労をしている方は多いはず。僕が実践した1900の英単語を一気に憶える学習法を紹介する。この方法は誰にでも実践でき、確実にものにすることが出来る。しかも、定着率がいいのだ。今まで苦労してきた方はぜひ実践して欲しい。意外かもしれないが、コツは記憶しようと思わないことなのだ。

 

「英単語=記憶」が正しいとは限らない

英単語の習得にはさまざまなやり方がある。何度もスペルを書く、文章を読み文脈とあわせて憶える、CDを聞く、接辞・語幹を憶えるなど。僕は良いと言われるやり方はだいぶ試した。ただ、どれも英単語を「記憶する行為」に変わりはない。このことから、「記憶」であればこれらのうちから自分に一番合っている方法を選ぶ、または組み合わせるのが良いのではないかと考えている。
しかし、僕が行った英単語習得法は「記憶する」行為とは無縁なのだ。

 

記憶しようとするな!音読しろ!

意外かもしれないが、多くの単語を3ヶ月で一気に習得する方法は「音読」である。すごく単純な方法であるが確実な方法だ。僕は実際にこの方法で大学受験に必要な1900単語ほぼ全てを約3ヶ月で習得した。少し我慢が必要なのは、この方法で効果がでるのが3ヶ月後になる。一般的な学習法で1日20個ずつ覚えていけば「10日で200個」、「1ヶ月で600個」と効果がすぐに表れるが、今回僕が紹介する方法は「3ヶ月で1900個」と3ヶ月経った時点でいきなり現れるのである。

 

「ターゲット1900」を3ヶ月で一気に習得する方法

僕は英単語を憶える際に「ターゲット1900」を使用した。ターゲットを使用したのは「一語一義」だからである。単語にはいくつも意味があるものもあるが、まずは中心的な意味を憶えるということである。このコンセプトが音読に適している。また、ページを開くとわかるが、英単語と日本語訳が大きく表示されており読みやすい点も良い。
この単語帳の最初のページから最後のページまで、「英単語→日本語訳」の順に1日1回音読する。例えば、「ターゲット1900」の一番初めのページであれば、「Succeed成功する、Fail失敗する、Enter入る…」というように1日1回通しで音読する。早口で構わない。1900単語を音読するのに最初は2時間くらいかかるかもしれないが、慣れてくるとどんどん短縮でき、1ヶ月程度たてば40-50分程度で読み切れるようになるはずだ。そして3ヶ月経った頃にはほぼ全ての英単語が頭に入っているはずである。僕は実践し始めてから3ヶ月が近くなった頃にはページごと丸暗記していた。ある単語を聞くとそのページに記載されている次の単語が口をついて出てくるようになった。

もし時間があればDUOや速読英単語を使用しても良いかもしれないが、文章を音読するのと単語を音読するのではかかる時間が異なる。DUOや速読英単語の使用目的が「英単語の習得」であれば「ターゲット1900」の方が効率的である。

 

音読のコツ

いくつかのコツがあるので、このコツを踏まえて実践すると良い。効果を出すには、最初は苦しくても最後のページまで読み切ることが大切だ。10日もすれば音読スピードは上がってくる。

  • 記憶しようと思わず、ただ音読する
  • 音読が難しければ唇を動かす(通勤、通学中など)
  • 最初は苦しくても最後のページまで読み切る
  • 3ヶ月毎日行う


最初の負担が大きければ分割することをお勧めする。「ターゲット1900」は単語の出題頻度ごとに3パートに分かれているので1パート目の音読が早くなったら2パート目を始める、2パート目が早くなったら3パート目を始めるといった具合にスタートさせても良い。

 

1900単語を定着させ続けるために

この方法は定着率も良い。3ヶ月たって習得したと実感したら週1~2回程度に音読回数を減らすといい。定着率は良いとはいえ、残念ながら永久に覚えていることは出来ない。音読を習慣として身に付けてしまえば週1~2回程度の音読は然程苦労だとは思わなくなる。
また、英会話を念頭に文章を暗記したい方にもお勧めだ。僕のお勧めは「英会話フレーズブック」。2900の例文が載っている。さすがにこれを毎日音読するのは大変なので、複数回に区切ったり、自分が必要とするシチュエーションの例文のみを音読するなどして学習していくとよいだろう。