九份観光は台湾へ行ったら外すことの出来ないアクティビティだ。九份を訪れると旅情あふれる光景を見ることが出来る。まさに台湾旅行のハイライトの一つだろう。しかし、台湾へ旅行へ行く人が考えることは同じ。九份は平日でも混雑している観光スポットなのだ。そんな九份から出来るだけ混雑を避けて、加えて地方都市を観光してから台北へ帰ろうというお得なルートを紹介する。
九份が混みだすのは夕方から
九份は夕方から混みだす。日没時間が近づくと提灯に灯がともるのだが、観光客はその光景を一目見ようと夕方になると九份に集まってくる。当然、帰りはみんな一斉に帰路につくことになるので、公共交通機関は大混雑。バス停には人が溢れ、乗りきれない場合は次のバスまで待たなくてはならないこともある。
基隆行きのバスに乗車する
九份派出所バス停では台北行きのバスは満席で乗りきれないこともあるが、同じバス停を通る基隆行きのバスは混雑度合いが若干マシだ。本数も台北行きと同じくらい多く出ている。
バスは九份から瑞芳駅を経由して基隆へ向かう。基隆までは1時間程度かかるが、15分程走った途中の瑞芳駅で多くの乗客がバスを降りるので着席することが出来るだろう。瑞芳駅は電車で台北へ帰る場合に利用する駅であり、多くの乗客が電車へ乗り継ぐためにバスを降りるのだ。
基隆夜市へは終点の基隆駅1つ手前「信一路」バス停で下車する
基隆の見どころはなんといっても夜市。台北・士林などと比較すると規模は小さめだが、台北の夜市と違った雰囲気を味わうことが出来る。バスの終点は基隆駅だが、1つ手前「信一路」が基隆の夜市に一番近いバス停となる。もし、このバス停で降りることが出来ず終点の基隆駅まで行ったとしても夜市まで徒歩圏内なので基隆市内を散策しながら夜市へ向かうといい。
基隆から台北へはバスで約40分
基隆から台北へ戻るには利便性、速達性の面からバスを選択することになる。基隆駅のバスターミナルから台北行きのバスに乗車すればいい。基隆のバスターミナルの場所は以下の地図のとおりだ。バスは國光客運の1813番で1番乗り場から概ね10-15分おきに出ている。乗り場には大きな文字で「台北」と書いてあるので簡単に見つけることが出来る。
なお、バスチケット売り場が乗り場近くにあるので、現金でチケットを購入してもいいし、社内でICカードで支払うことも出来る。基隆駅が始発ということに加えて、運行本数が多いため必ず座ることが出来る。
基隆バスターミナル(台北行きが出発している)
おまけ:僕が必ず立ち寄る「絶品スープとモチモチ麺」が味わえるお店
基隆に行った際に僕が必ず立ち寄るのが「百年呉家鼎邊坐」という澄んだスープに米粉ベースのモチモチ麺を味わうことが出来るお店。1杯70元程だったと記憶している。何杯でも食べられそうなあっさりとしたスープにラザニアの様な平たい板状のモチモチの麺、肉やエビが入っている。一度食べたらやみ付きになること間違いなし!台北にも支店はあるが、基隆へ行ったら是非訪れてほしい!
百年呉家鼎邊坐の地図(夜市の入口にある奠濟宮というお寺の目の前だ)
僕の場合、このお店へ寄るだけでも、わざわざ九份から基隆を経由する理由になる。混雑を避けて美味しいものを食べながら台北へ戻る。混雑を避けるといいつつ、美味しいものを頂く贅沢な旅程だ。