MIGRATORY

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ミャンマーへ行く前にまず検討したい観光地10選

f:id:satedoko:20161210233603j:plainミャンマーには足掛け10年近く訪れている。多い年は年に3〜4回程度行く。それなりに多くの観光地を訪れた。ヤンゴン周辺が多いが、地方もランキングに入れている。ミャンマーへ旅行をする際には是非参考にしていただきたい。ヤンゴンとバガンは見どころが多いため、別記事でそれぞれの観光地を紹介する。

 

 

1. なんといってもここ。シュエダゴンパゴダ

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ここはミャンマー最大の聖地。現地の言葉でシュエダゴンは「聖なる」を、パヤーは「仏塔」を意味する。その言葉の意味を知らずとも、シュエダゴンパヤーを見た瞬間に崇高な感覚が身を包む。遠くからでも圧倒的な存在感を放つパヤーは国の内外から人を惹きつける。黄金に輝く高さ99メートルの仏塔には、丁寧に貼られた金箔が、頂点には寄進された宝石類が祭られている。ミャンマー人の仏教に対する信仰心の篤さがこの仏塔に現れている。

 

2. ミャンマーの古都。バガン

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バガンにつき、最初に目に飛び込んで来るのは、遠くからでも目を惹く大きな寺院。空港からの移動中、車が行く道路沿いに目をやれば小さな仏塔がいくつも車窓に流れていく。40km²の乾いた大地には数千の寺院や仏塔が林立している。どの寺院にも史実に基づくエピソード、歴史の中で語り継がれてきた興味深い伝説がある。近くにある寺院同士でも建てられた年代は数百年以上異なるものもある。バガンの乾いた大地に立ち、伝説に思いを馳せて寺院を見上げれば、歴史の風を感じることが出来る。

 

3. 素朴な祈りが息づく経済の中心。ヤンゴン

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言わずと知れたヤンゴンの元首都で経済の中心。パゴダ、仏像、マーケット、ダウンタウンなど見どころは多い。しかし、近年は渋滞が多くヤンゴンを訪れると経済発展を身をもって感じることになる。一方で、路上に目をやるとヤンゴンの街中では人々が熱心な祈りをあちらこちらで捧げている。境内の石畳に座り込んで長い時間をかけて祈りを捧げる者、廟に入ってお経を唱えている者、街中の街路樹に祭られた仏像に祈りを捧げていく者、老若男女を問わない。見た目は日本のそれとは違い派手な寺院や仏像だが、そこにはミャンマーの人々の素朴な祈りが息づいている。 

 

4. 風光明媚な観光地。インレー湖

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夏の熱い日差しに、空高く流れる雲。それを映す湖の青。周辺の山々は緑に煌めき、水面に浮かぶ畑には赤いトマトがぎっしりと成っている。シャン高原に位置するインレー湖は、目に映る景色のどこを切り取っても印象的な風景だ。水上の寺院、水上の住宅、水上の畑、水上の織物工房。インレー湖での生活には船が欠かせない。豊かな自然に恵まれた湖には、心を豊かにする時間が流れている。

 

5. 日本の中古車が走る。ヤンゴン環状線

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ヤンゴンには環状線が走っている。ミャンマー人曰く、東京の山手線と一緒。しかし、過密度合いは全く異なる上、1周3時間程度かかる。ヤンゴン中央駅に行けば停車中の電車に出会えるだろう。運が良ければ、車体には大きく「JR」と書いた日本からの譲渡車が停車しているはずだ。鉄道好きの方もそうでない方もミャンマーで日本の車両が走っている姿を見ればプチ興奮するはずだ。ヤンゴン中央駅は駅舎が立派で一見の価値あり。お金がかからないアクティビティとしてお勧めしたい。

 

6. 異国で平和をおもう。ヤンゴン日本人墓地

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旅の目的が何であれ、今平和に旅が出来ていることに感謝したい。ここは第二次世界大戦などで戦没した日本人のための慰霊碑だ。異国の地で多くの日本人が眠っているのだ。空港から20分くらいの所にあり、上空には飛行機が飛んでいる。もちろん日本行きの飛行機も。旅は少々感受性が豊かになる時間だ。墓地は管理者がいて綺麗に整備されている。市内で花と線香を用意し、静かに祈りを捧げたい。

 

7. 水に浮かぶ寺院。チャウタン

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なぜそこに寺院を建てたのか。ヤンゴンから1時間半〜2時間程度南に下った川の中州に寺院がある。この寺院へ行く手段は渡し船のみ。川岸から見ると水に浮かぶ神秘的な寺院に見える。実際に中州へ渡るとそこは豪華な装飾を施した仏塔、仏像が並べられている。寺院の雰囲気は他の寺院と変わりはないが、渡し船に乗るアクティビティを含めて一見の価値あり。 

 

8. 小僧が修行する木造の僧院。シュエヤンピイ寺院

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インレー湖の北にある僧院では多くの小僧が修行をしている。僕は朝早く訪れたが、小僧が箒で木造寺院の掃除をしていた。カメラに興味津々な様子で恥ずかしがる子も。ミャンマーの田舎ならではの素朴な小僧とのふれあいがある。回廊の壁には何体もの小さな仏像が納められ、朝日に照らされたその光景は神秘的に見える。インレー湖を訪れた際には是非訪問したい。

 

9. ヤンゴン近郊の田舎町。バゴー

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ヤンゴンからバゴーへは車で2時間程。時間に余裕がある旅程であれば訪れたいが、無理は禁物。最近は渋滞が特にひどい。バゴーはかつて王朝が栄えていたそうだが、現在その面影は遺跡で知るのみ。また、木製品が特産で多くの工房がある。僕が好きなのはバゴーへの往復の車から見る風景。ヤンゴンとバゴーの途中には小さな村が点々としており、人々が素朴に暮らしている。車窓には雄大な草原が広がっており、どこか懐かしい風景を見ることが出来る。ドライバーにお願いして、しばし車を停めて夕日に見入るのも良い。

 

10. 仏教の聖地。マンダレー

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Sunset from Mandalay Hill, Flickr

マンダレーはかつていくつもの王都が栄えた都だ。寺院が林立しており、独特な形の寺院が風景にとけ込んでいる。これらの寺院の仏教建築が見どころだ。マンダレーの地図を見ると分かるが、旧王宮を中心に碁盤の目のように街が作られている。街の北にあるマンダレーヒルに登って夕日を見れば、ゆっくりとした、そして旅情あふれる景色が目の前に広がるだろう。

 

ランク外. 伝説の断崖絶壁の山。ポッパ山

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遠くからでも寺院が断崖の上にあることがはっきりと分かる。ここはナッ信仰のナッ神が宿るとされている。急な階段を登っていくと今まで訪れた寺院とは全く異なる雰囲気に戸惑うだろう。頂上では擬人化されたナッの人形を見ることが出来る。階段には多くの野生の猿がいて少し怖いが、時間があれば訪れてみたい。